「南国情話」

この歌は昭和三十七年(1962年)、小野高等学校(兵庫県)の修学旅行で宮崎と鹿児島へ行った時、宮崎交通のバスガイドさんが歌ってくれた歌である。彼女は年の頃、二十代前半のお姉さんであった。何度も歌って貰い、歌詞もメロディーも覚えてしまった。この歌にある「竹島遥か(鹿児島県三島村竹島)」へ行きたいと思い、その後、船乗りになってしまった思い出の曲である。そして、船が九州を離れる時、見送ってくれ、また、帰って来た時、出迎えてくれるのが「開聞岳(薩摩富士)」である。

「南国情話」作詩:石本美由起 作曲:三界 稔
一、
 岬の風に 泣いて散る 浜木綿悲し 恋の花 薩摩娘は 長崎鼻の 海を眺めて 君慕う

二、
 開聞岳の 山の巣に 日暮れは鳥も 帰るのに 君は船乗り 竹島遥か 今日も帰らず 夜が来る

三、
 悲しい恋の 舟歌を 歌うて一人 波枕 あの娘思えば 男のくせに 握る櫓綱(ろづな)も ままならぬ

四、
 逢えない人を 慕わせる 今宵の月の 冷たさよ 可愛いあの娘も 長崎鼻で 一人眺めて 泣くだろう

 地中海へ向う貨物船は、開聞岳(薩摩富士)に見送られ、トカラ諸島、沖縄列島を過ぎ、台湾・フィリピンのバシー海峡を通り、マレー半島のマラッカ海峡からインド洋に出て、紅海、スエズ運河を通り、地中海へ出ますが、これで1カ月以上の船旅になります。日本へいつ帰れるのであろうか・・・


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開聞岳(薩摩富士)
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