「日本メダカの現状」富山県の例

 富山県に於いても「日本メダカ」は絶滅に近い状況である。これは富山県に限った現象ではない。日本の各地も同様で、水田、水たまり、小川などが減少している。また、日本の市街地の側溝で「日本メダカ」が生息していたが、側溝は日の当たらない暗渠となり、市街地のメダカは殆ど見かけなくなってしまった。
 水が豊富な富山県に於いても、水田に水稲(コメ)がない期間は、水田を干上がらせ農業用水を少なくしている。つまり、日本の農業は機械化したが、耕運機、コンバイン、トラクターなどがドロ田などで動かなくなるのを防ぐため、田植え時期以外は水田に水を張らず、また、用水に水を流さない。従って、日本メダカは生息出来る場所がなくなり、農閑期にも水が残った水田、比較的流れのゆるやかな小川、川の澱み、あるいは、市街地の暗渠となっていない側溝などで、ホソボソと種の維持をしている有様である。

 ところで、新潟県佐渡が島に於いて、天然記念物であり、また、絶滅危惧種である「トキ」の自然繁殖に成功しているが、放鳥により隣県の富山県にもトキが飛来している。そこで、富山県の一地域はトキの捕食に供するため、水田に水を張ることにより、カエル、ドジョウ、タニシなどの水生動物の増加を図り、トキの繁殖を期待している。特別天然記念物「トキ」トキの自然繁殖・放鳥

 また、トキと同じく絶滅危惧種の
「日本メダカ」の自然増殖を図るとすれば、水田、水たまり、流れのゆるやかな小川、側溝などでの「通年に渡る水の確保」が必要であろう。トキのページ」へ

(注)日本メダカ放流の勧め(これでは、メダカは増えない)

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「富山県のメダカレポート@」金木春男会員の報告


日本メダカの生息分布図(H16年、レッドデータブック)




射水市の農地(水の無い農業用水)
(2012.5)


庄川の取水口付近(水が流れていない)
(2012.5)

射水市本町のスーパー隣り(水の無い住宅周囲)
(2012.5)
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