「横浜市内、大岡川の汽水域で日本メダカの群れを発見!」

 昨年より横浜市南区に住み、近くを流れる「大岡川」を観察していた。この付近は真水と海水が混ざる「汽水域(感潮域)」であり、ボラが回遊し、ハゼも多く、クラゲも潮に乗りやって来る。また、魚を求めて「海鵜」も来る。しかし、淡水魚は「鯉(コイ)」くらいしか見れず、やや浅瀬に「ヌマエビ」らしいのが居るくらいであった。
 ところが、この7月(2012.7.15)にメダカの群れを見たのである。その中の数匹を手網で掬ってみたところ、「日本メダカ(黒メダカ)」であった。その後、大岡川のメダカの群れは、当初、二、三十匹と見えたが、二つ以上の群れがあり、総数、100匹程度が生息していることが判明した。しかし、8月5日に観察したところ、五、六匹になってしまった。

日本メダカの生息場所付近にボラらしい大群(約10pの若いボラ)が居て、また、ハゼも多く居る。おそらく、それらに捕食されたと思われる。と言うのは、5月頃、この付近で「ヌマエビ」らしいエビを多数見かけたが、現在、殆ど見かけなくなっている。日本メダカもヌマエビも捕食されたと思われる。

ところで、横浜市南区役所から紹介いただいた「横浜の川と海の生物(第13報・河川編)」によると、大岡川の「吃水域(感潮域)(注1)」で生息が確認されたのは一匹のみである。(2012年度)小生の見つけた「日本メダカ」の出自が上流域からの群れ、または、放流による群れと思えるが、群れの生存が一か月に満たず、自然の摂理といえ寂しい。せめて、人為であれ、近くの小川・水たまりで「日本メダカ」の生息を維持できないものかと思う次第である。子供たちに「メダカの学校」の歌を、目の前の「日本メダカ」を見ながら歌ってほしいのである。(完)
(注1
 吃水域(感潮域)」とは、真水と海水が入り混じる水域のこと。「日本メダカ」は生息可能である。

(参考)日本メダカ放流の勧め(これでは、メダカは増えない)


宇都木薫子さん(横浜市、会員)撮影

(横浜市、大岡川)
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