「一盗二婢三妾四妓五妻(イットー、ニヒ、サンショウ、シギ、ゴサイ)」(今昔の比較)

 所謂「男」の「女遊び(女道楽)」の面白さのランク(順位)である。曰く、「一盗」は、他人の「奥方」、つまり「人妻」との(関係)である。また、「一盗」する男を「間男」とも言い、「間男をする」とも言う。また、「一盗」する男を「ツバメ」と呼ぶことがある。これは、「人妻」、つまり、女性の方が積極的な(関係)である。そして、「ツバメ」は年下である。

 次は「二婢」で、女中、お手伝いさん、オフィスレディーなどの被雇用者と雇用者(主人)、または、上役と女性部下(オフィスレディー)との(関係)である。女中、お手伝いさんは、男の妻も良く知る女性である。一方、上役の部下のオフィスレディーを妻は知らない。しかし、社員の多数に知られるオソレのある(関係)であり、即ち、男にとり、その「危うさやスリル」タマラナイのである。
 ところで、ヒトコロ「金曜日の妻たち(キンツマ)」なるテレビドラマが人気であった。また「同窓会カラミの恋」も、そうである。つまり、江戸、明治、大正、昭和時代の「一盗二婢三妾四妓五妻」は、「男の女道楽」であったが、「キンツマ」「同窓会カラミの恋」が人気なのは、「男の女道楽」に対し、「女の男道楽」が迫りつつある世情だからであろう。しかし、「女の男道楽」は、「大奥の女」が「役者買い」をしたらしいが、高貴、または、裕福な女性による「女の男道楽」が江戸時代にもあったと言う。
(閑話休題)
 現代の「婚活(コンカツ)」については、まず「一盗」を参考にすべきである。才色兼備の女性が未婚のまま一人で男性を待っていることは稀である。ところで、自然界の「猿やチンパンジー」は、一匹のオスが多数のメスを妻とし、ハーレムを形成し、他のオスを排除している。理由は己の子孫を出来るだけ多く残す、または、オスの独占欲であろう。ヒトのオスもこの「業(ゴウ)」を持つのが常である。また、アフリカの「ピグニーチンパンジー」の群れの例が京都大学霊長類研究で報告されている。「さる学の現在」立花隆著参照)
 それは、「ピグニーチンパンジー」のボスザルの交代時に起こる。群れに新しいボスザルになると、前に居たボスザルの子供を新しいボスザルが次々と殺してしまう。これは戦国時代の武将にも同様のケースがあった。ここでメスの対応である。驚くべき事態が起こる。つまり、子どもを殺されたメスが発情して、次々と新しいボスザルと性交するのである。子供を殺された恨みがないようにである。理由は種の維持にあるらしい。

 ところで、現代の日本男性の精子数が激減しているとのことである。これでは日本人の種の維持は困難である。文作者は三人の娘を持つが経済的な余裕さえあれば、もう二、三人は持っても良かったと思う。
 さて、婚活には「ピグニーチンパンジー」のボスザルほどではないが、男性が才色兼備の女性を探し出し、その周りに居る男性から奪い取り、妻とするくらいの気概を持つべきである。そうでもしなければ、今の少子化に歯止めがかかりそうもない世相である。

(参考)以下は「さる学の現在より抜粋
 人間とはいかなる存在なのかを考える場合、サル学にぶつかる。ヒトのヒトたる所以は何か。ヒトと動物は本質的にどこで区別されるのか。何がヒト的で何が動物的なのか。ヒトがサルから進化したのならば、どのようにしてサルはヒトになったのか。ヒトになったサルとヒトになれなかったサルとの間にはいかなる違いがあったのか。これに答えようとすると、ヒトはサルに学ぶしかない。ヒトと動物の間に一線を画すことができるものとするなら、それはヒトと、ヒトの最近縁種であるサルとの間に画されるはずだ。すなわち、サルの何たるかを知ったときに初めて、ヒトはヒトの何たるかを知ることができるということだ。(中略)サルにも複雑な社会構造があり個々のパーソナリティも確立されていることが解る。思ったよりもサルの世界も複雑であり、ヒトとサルとの間に一線を引くには決め手がない。ただし、一つ言えるのは、自分の存在の由来を知りたがったり他の動物の生態系に興味をもって自分の人生を使ってまで、研究したり、知りたがるのはヒトだけかもしれない。(以上)

 溯ると、天平時代の万葉集には、兄弟天皇(天智天皇天武天皇と美しい女性(額田女王)との「不倫?」で、かつ、「三角関係?」の歌がある。
『紫の 匂へる妹を憎くあらば 人妻ゆゑに 吾恋ひめやも』大海人皇子(大海人=後の天武天皇=天智天皇の弟)
『茜指す 紫野行き標野行き 野守りは見ずや 君が手を振る』額田女王(兄の天智天皇の妾であるが、弟の大海人皇子=後の天武天皇の元の妻であり、二人の間に生まれた十市皇女の母である)(注)かなり複雑なため説明は他に譲る。
 と言うことは、日本人の代表(象徴)というべき天皇が、その使用人であり、かつ、妾である「額田女王(ヌカタノヒメオオキミ)」と、天皇(天智天皇)の弟(大海人皇子=後の天武天皇)との「不倫」の歌である。つまり、「一盗」「二婢」の二つがここにある。(注)天智天皇の皇子と天武天皇の争い「壬申の乱」へ
 また、同時代、「孝謙天皇(女性)」と「道鏡(僧侶)」との恋(関係)も、この時代である。「道鏡は座れば膝が三つあり」道鏡の巨根を言う。それ故、女性の孝謙天皇に寵愛されたと言う)。「一に道鏡、二にオレ、三、四がなくて、五に馬」(男が己の一物を馬より大きいと自慢する表現、しかし、道鏡の方が大きいとも言っている。いずれも道鏡が孝謙天皇のオキニイリであったと揶揄しているが、真偽は定かでない)
 次に「三妾」である。「妾(メカケ)」は裕福な男の「囲い者」である。一方、「囲い者」は、男が支配する女性であり「一盗」の対象である。今はこの女性版がある。例えば裕福な女性、つまり、富豪女性や女性経営者が、自ら雇用する男性やイケメンを恋人にしたり、ペット同様に扱うこともあると聞く。
 次に、「四妓」とは、所謂、ホステスや芸妓など「水商売」の女性と男の関係であったが、「ホストクラブ」などが存在する昨今、まさに「男女平等(男女共同参画社会)」である。遊行婦女
 最後は「五妻」である。この説明は省略するが、今、女性にとって「夫とは何か」については、男には「説明不能?」である。図らずも文末に「不能?」を使ってしまった。しかし、今は男性用の医薬品もイ
ロイロあるらしい。さて、「男遊び(男道楽)」の順位を是非、女性にお願いしたいものである。(完)
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韓国語の万葉歌莫囂円隣之大相七兄爪謁気謁」へ



「額田女王(ヌカタノヒメオオキミ)」
イメージ女優(真矢みきさん

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